● 福岡ビジネス地区の11月時点の平均空室率は4.87％、前月比0.06ポイント下げました。11月は新規開設や統合などによる成約が見られましたが、新築ビルや郊外への移転のほか、縮小を伴う小規模な解約の動きが出ていたため、福岡ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約5百坪の減少に止まりました。11月時点の平均賃料は12,245円、前月比0.37％（45円）上昇しました。● 11月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。赤坂・大名地区は6.13％、前月比0.17ポイント上げました。新規開設に伴う成約が見られたものの、他地区の新築ビルへの移転や閉店による解約の動きがあったため、同空室率が上昇しました。天神地区は9.05％、前月比0.01ポイント下げました。新規開設や館内増床などの成約の動きが見られた一方で、縮小に伴う解約の動きも出ていたことから、同空室率は前月比ほぼ横ばいとなりました。祇園・呉服町地区は4.10％、前月比0.76ポイント下げました。拠点の統合に伴う拡張移転などの成約があったことや、解約の動きが小規模に止まったこともあり、同空室率が低下しました。博多駅東・駅南地区は4.34％、前月比0.11ポイント上げました。郊外への移転などに伴う中小規模の解約の動きが出ていたため、同空室率が上昇しました。