● 札幌ビジネス地区の3月時点の平均空室率は3.62％、前月比0.37ポイント下げました。3月は分室開設などに伴う大型成約のほか、郊外からの移転や新規開設、館内増床による成約も多く見られました。解約の動きが中小規模に止まったこともあり、札幌ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約1千9百坪減少しました。3月時点の平均賃料は10,778円、前月比0.24％（26円）上げました。● 3月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。駅前通・大通公園地区は3.30％、前月比0.83ポイント下げました。ビジネス地区外や郊外からの移転に加えて、中小規模の新規開設に伴う成約も多く見られたため、同空室率が低下しました。駅前東西地区は1.96％、前月比0.05ポイント上げました。他地区への移転や統合などによる解約の影響が見られ、同空室率が上昇しました。南1条以南地区は5.49％、前月比0.45ポイント下げました。竣工1年未満の新築ビルに成約が見られたことや、解約の動きが少なかったこともあり、同空室率が低下しました。創成川東・西11丁目近辺地区は4.28％、前月比0.24ポイント下げました。館内増床などによる中小規模の成約が見られたことから、同空室率が低下しました。北口地区は4.67％、前月比0.53ポイント下げました。解約の動きが少ない中、分室開設に伴う大型成約や館内増床などに伴う成約が見られ、同空室率が低下しました。