● 大阪ビジネス地区の8月時点の平均空室率は3.74％、前月比0.05ポイント上げました。8月は建替え予定ビルや効率化のための大型移転のほか、ビジネス地区外からの移転や館内増床などによる中小規模の成約が多く見られましたが、築年数の浅い大規模ビルへの移転と館内縮小に伴う解約の影響が大きかったため、大阪ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約1千坪増加しました。8月時点の平均賃料は12,522円、前月比0.80％（99円）上昇しました。● 8月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。梅田地区は3.75％、前月比0.31ポイント上げました。建替え予定ビルやビジネス地区外からの移転、館内増床など、成約の動きは順調に進みましたが、大型解約の影響があり、同空室率が上昇しました。淀屋橋・本町地区は4.23％、前月比0.12ポイント下げました。複数フロアの集約に伴う大型移転や郊外からの移転などの成約が見られ、同空室率が低下しました。船場地区は4.06％、前月比0.26ポイント下げました。ビジネス地区外からの移転などによる成約が見られたため、同空室率が低下しました。新大阪地区は2.59％、前月比0.21ポイント上げました。他地区への移転などに伴う中小規模の解約の影響が出ていたことや、成約の動きが少なかったことから、同空室率が上昇しました。