● 札幌ビジネス地区の8月時点の平均空室率は3.54％、前月比0.06ポイント下げました。8月は館内縮小や統合に伴う大型解約があったものの、新規開設や拡張移転のほか、分室開設や館内増床などによる成約が見られたため、札幌ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約3百坪減少しました。8月時点の平均賃料は10,916円、前月比0.15％（16円）上昇しました。● 8月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。駅前通・大通公園地区は3.23％、前月比0.41ポイント上げました。自社ビルへの統合や撤退などの解約の影響があったため、同空室率が上昇しました。駅前東西地区は2.38％、前月比0.34ポイント上げました。館内縮小に伴う大型解約の影響により、同空室率が上昇しました。南1条以南地区は6.43％、前月比0.35ポイント下げました。新規開設の動きや館内増床などの成約が見られ、同空室率が低下しました。創成川東・西11丁目近辺地区は3.21％、前月比0.23ポイント下げました。成約は分室開設などによる中小規模の動きに止まりましたが、解約の影響が極めて少なかったため、同空室率が低下しました。北口地区は3.51％、前月比1.04ポイント下げました。解約が小規模に止まる中、一部で大型成約の動きが見られたことや、他地区からの拡張移転や館内増床などの成約もあり、同空室率が低下しました。