● 福岡ビジネス地区の9月時点の平均空室率は4.87％、前月比0.04ポイント下げました。9月は建替え予定ビルからの移転や分室の開設などに伴う中小規模の成約が見られたことや、解約の影響が少なかったこともあり、福岡ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約4百坪減少しました。9月時点の平均賃料は12,156円、前月比0.40％（48円）上昇しました。● 9月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。赤坂・大名地区は6.22％、前月比0.16ポイント下げました。分室の開設などに伴う成約の動きがあり、同空室率が低下しました。天神地区は9.00％、前月比0.04ポイント下げました。建替え予定ビルや郊外、他地区からの移転などによる成約が見られ、同空室率が低下しました。薬院・渡辺通地区は1.64％、前月比0.24ポイント上げました。他地区の築浅ビルへの移転に伴う解約の影響により同空室率が上昇しました。祇園・呉服町地区は4.36％、前月比0.08ポイント下げました。他地区の建替え予定ビルからの移転の動きがあったため、同空室率が低下しました。博多駅前地区は2.37％、前月比0.19ポイント下げました。竣工1年未満の新築ビルに成約が見られたことなどから、同空室率が低下しました。博多駅東・駅南地区は4.26％、前月比0.07ポイント上げました。館内増床などの成約があったものの、小規模な解約の動きも出ていたため、同空室率が上昇しました。