● 札幌ビジネス地区の9月時点の平均空室率は4.05％、前月比0.51ポイント上げました。9月は成約が小規模に止まる中、新築ビル2棟が空室を残して竣工したほか、既存ビルでも自社ビルへの移転や集約などに伴う大型解約の動きがあったため、札幌ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約2千8百坪増加しました。9月時点の平均賃料は11,001円、前月比0.78％（85円）上昇しました。● 9月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。駅前通・大通公園地区は4.34％、前月比1.11ポイント上げました。新規供給や自社ビルへの移転に伴う解約の影響があり、同空室率が上昇しました。駅前東西地区は2.48％、前月比0.10ポイント上げました。建替え予定ビルからの移転に伴う成約があったものの、他地区への移転などによる解約の動きも出ていたため、同空室率が上昇しました。南1条以南地区は5.87％、前月比0.56ポイント下げました。拡張移転などに伴う成約が見られ、同空室率が低下しました。創成川東・西11丁目近辺地区は3.03％、前月比0.18ポイント下げました。他地区からの拡張移転に伴う成約があり、同空室率が低下しました。北口地区は5.72％、前月比2.21ポイント上げました。集約や他地区への移転などによる解約の影響があったことや、新築ビル1棟が竣工したこともあり、同空室率が上昇しました。