● 横浜ビジネス地区の9月時点の平均空室率は前月と変わらず5.91％となりました。9月は館内増床や拡張移転などに伴う成約のほか、再開発に伴ってテナント募集を中止する動きが見られましたが、新築ビル1棟が空室を残して竣工したため、横浜ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で大きな増減がなく、平均空室率は前月比横ばいで推移しました。9月時点の平均賃料は13,098円、前月比0.37％（48円）上昇しました。● 9月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。関内地区は3.65％、前月比0.32ポイント下げました。再開発に伴う募集中止や館内増床などの成約が見られ、同空室率が低下しました。横浜駅地区は3.28％、前月比0.23ポイント下げました。成約の動きは中小規模に止まったものの、解約の影響が少なかったため、同空室率が低下しました。新横浜地区は6.48％、前月比0.85ポイント上げました。新築ビル1棟が空室面積を残して竣工した影響で9月は空室率が上昇しましたが、同ビルへの引き合いは順調なため、今後は低下傾向となる見込みです。みなとみらい21地区は8.85％、前月比0.06ポイント下げました。拡張移転などの成約が見られ、同空室率が低下しました。